電力の見える化とは?
以前は電力会社が、1ヶ月に1回、電気メーターの検針を行うことで、1ヶ月間の使用量を確認していました。しかし、それでは前月と比べての使用量の差が分かるだけで、どの機器の消費電力が高いのかなどの詳しい情報は分かりません。そこで、家庭や企業における電力使用量を、機器ごとや時間ごとに数値化・グラフ化することで、省エネの対策を明確にしました。この取り組みのことを「電力の見える化」といいます。
電力の見える化でできること
電気の消費量を
リアルタイムで確認
これまで消費電力といえば毎月、電気料金の請求書を受け取った時に確認する程度で、日々の正確な電力消費量などは、知るすべがありませんでした。しかし、電力の見える化を実現するシステムを導入することで、どの機器がどれだけの電力を消費しているか、電気使用量が多い部屋はどの部屋かといった、より詳しい情報をモニター表示することが可能になります。
経費削減
エネルギーを大切に使うことで、今まで余分にかかっていた電気代・ガス代を節約することに繋がり、経費を大幅に削減することが可能です。古くなった設備を新しくする。これだけで、大きな軽費削減に繋がることもあります。
社内での節電意識を向上
現在使っている電気の使用量が、機器ごと、部屋ごと、コンセントごとといったように具体的に見えるようになると、どこでどのように電気が無駄に使われているか目に見えて分かるようになります。その結果、自然に省エネ行動を起こすようになることが、電気の見える化の狙いです。
企業イメージ向上
社会に貢献すべく環境保全活動を行っている企業は、事業以外でも評価されていきます。企業の利益だけを考えるのではなく、自社が行う事業が環境に負荷を与えている場合に責任をもって対処する姿勢を見せることで、企業のイメージアップに繋がるのです。
CO2排出量の削減
一般財団法人省エネルギーセンターの調査によると、「電気の見える化」を導入することによって、約10%の省エネが可能になるという結果がでています。消費電力量を測定した後、どういう対策をとれば効果的に節電できるのかを検討してから実行に移すと、より効果的に省エネの成果が得られることは間違いないでしょう。
環境への配慮
私たちの住む地球をキレイにしようというのは、世界中で起きている大きな動きです。SDGs(持続可能な開発目標)でも取り上げられるように、環境への配慮は現代を生きる私たちにとって地球を挙げて取り組むべき大きな計画なのです。
省エネでできる経費削減は売上いらずの利益!
CO2排出量削減で社会貢献と、
ISO14001の取得にも繋がる!
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